2004 年 1 月、面白そうだったので会社で IO-DATA の LANDISK HDL-160U を買ってみました。 要はネットワークドライブです。 早速ネットワークの設定をして、 グループ内で共有ドライブを作ろうと思ったのですが.... パスワードの設定をができず、全然使い物にならない代物だと分かりました。
正確には我々が普段使っているパスワードが登録できないのです。 どうゆうものかは当然ここでは書けませんが、 適当なお気に入りの単語の中に、 数字や記号を織り混ぜるごく普通に推奨されていると思われるような物です. 例えば S の代わりに $、a の代わりに @、I の代わりにに | を使って、 一部文字を入れ替えるなどバレにくく忘れないようすることは、 普通だと思うのですが LANDISK ではパスワードにこの記号が全く使えないのです。
これだと、共有ドライブを覗こうとするたびに LANDISK 専用のパスワードを 打ち込むか、誰からでも見えるためロクな物しか置けない所になり、 結局誰も使わないことになるのは明白です。
というわけで、早速 IO-DATA に、「このままじゃ使い物にならない。改善しろ」 と文句を言ってみました。すると返事は来たことは来たのですが....
この度は、弊社製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。 お問い合わせいただきました件についてですが、本製品で採用しているシステムの仕 様上、パスワードなどで使用できない文字制限などがございます。 つきましては、本製品のシステム上の制限となりますので、誠に恐れ入りますが、使 用できない文字をパスワードにお使いいただくことはできません。 |
まぁ端からユーザサポートなんて宛にして無かったので、文句を言った段階で ネットで情報を探してみた所 こんなページ を見つけました。 これはすばらしい。
このページによると本製品は Linux マシンで、 ページ内にあるアップデータを使うと telnet 出来るようになるようです。 ページではパッチ利用の危険性を散々脅してましたが、 今の使えんシステムよりなんぼもましということで、当ててみた所 ちゃんと telnet できるようになりました。すばらしい!!
早速中を覗いた所、上記パスワードの問題は単なる CGI であることが判明。 ふ〜ん「システム上の制限」ねー。 まっとにかく解析の結果、次のようなスクリプトを作って、 コマンドラインから文字チェック無しでパスワードを設定できるようにしました。
#!/bin/bash mount -o rw,remount / smbpasswd $1 cp /var/lock/smbpasswd /etc/samba.d sync mount -o ro,remount / |
しかし面白いですね。この製品。 実は個人的に家で動かす遊びサーバとして OpenBlockS が欲しいと考えていたのですが、 こっちの方が欲しくなってきました。 というわけで、そのうち購入したら (妻子持ちの哀しさ、 思い立ってもすぐ購入できないんです)、 サーバ公開と共にその構築記を書くかもしれません。