Intel 82865G に XFree86 を入れる方法

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あるとき、Dell の OptiPlex GX270 に Linux をインストールしようとした時です。 こいつのビデオカードはオンボードで、Intel の 82865G とかいうチップを使って いるそうです。

ネットで調べると、

  1. VESA で使う
  2. Intel の WEB ページにドライバがあるのでそれを使う
という二通りの方法がありました。 当初はめんどうくさいし、速度もそんなに要らないので、 1 をトライしていたのですがどうしても、解像度が上がりません。

具体的には Screen の DefaultDepth を

という事態です。1280x1024 で使いたかったのでかなり弱りました。

しかたないので、2 の方にチャレンジしてみました。やり方は

といった感じだったと記憶しているのですが、やはり解像度が上がらない問題は 改善されませんでした (実は最初 rpm の代わりに i830-20030120-i386-linux.tar.gz を get して、 コンパイルしたのですが何故か失敗しました)。

/var/log/XFree86.0.log を見るとどうもビデオメモリが十分取れてないようです。 そこで、XF86Config の Device Card0 に中の VideoRam に 8192 やら 2048, 1024 など明記しても改善されません。

ほとんど諦めて、1024x768 で使うしかないかなーと思っていた時に、 「BIOS の Video RAM がデフォルトで 1M になっている、これを 8M に変更すればいい」という情報を入手し、確かめてみたところ見事 1280x1024 で動くようになりました。

なお、X 起動時に i810 を読み込むためには /etc/modules.conf に `alias char-major-10-175 i810' と書くといいようです。最後に、 VESA の時もこの BIOS の設定で 1280x1024 が表示できるようになる 気もするのですが、めんどうくさいので確認していません。


2004.5