シャープのポケコンでプログラムをコピーする

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私は今でもシャープのポケコン (PC-1480U) を愛用しています。 まぁプログラムすることはめったになくなり (あったとしても 10 行程度)、大体は RUN モードで電卓代わりに しているのですが、すっかりこのインターフェイスに慣れているため、 他の関数電卓が使えないんですね。

昔話になりますが大学時代、生協が宣伝していたこともあって 多くの学生がこれをもっていました。 まぁ授業中にゲームやプログラムで遊ぶ程度にしか使っていませんでしたが...

そのシャープのポケコン全般に対し当時よく使っていた技があります。 具体的にはポケコン A に入っているデータ (プログラム) をポケコン B にコピー する方法です。 今だとメモリーカードなり赤外線通信なんてものを使うんでしょうが、当時 当然そんなのはありません。 その時代、一番素直な方法はカセットテープに落とす機械を買って、 カセットテープ経由で移動させる方法だったのですが、 どこでもかしこでも出来る方法ではありません。

っという訳でダビング方法ですが、11pin インターフェイス (PC-1480U だと左側についているコネクタ) に付けるクロスケーブルを 作って挿し、送信側で SAVE, 受信側で LOAD を行ないます (マシン語だったら SAVEM, LOADM)。

具体的な接続法は次の通りです (左側が 1pin です)。

ポケコン Aポケコン B
3pin (GND)3pin
6pin (Xin)7pin
7pin (Xout)6pin
まぁ今だったらコネクタを作って使うと思いますが、 当時はブレッドボード用のコード三本を使ってました。 ちなみにこの方法は 1480U に限らずシャープのポケコン (で同様のインターフェイスを持っている奴) すべてで使えます。 もちろんプログラムによっては、転送できるものの機種が違うと使えないことになりますが....

ちなみにこのコネクタは 2 ピンが Vcc 、3 ピンが GND になっています。 PC-1401 を持っていた頃、ボタン電池が高かったので、 少しでも長持ちさせるため、家ではここに 単 2 x 4 の電源を突っ込んで触ってました。

ボタン電池に乾電池の電圧がかかって (もしくはその逆)、 壊れるんじゃないかと当時危惧したのですが (ダイオードが入っていたかもしれませんが、大昔の話なので 「探した」ことは覚えていても「あった」かどうかは覚えていません)、 まぁ 3,4 年使っても何ともありませんでした。


2006.6