LANDISK やら Zaurus など 一風変わった CPU のLinux で遊ぶ機会がある. 当然, どれくらい速いのかが気になる所だが, /proc/cpuinfo にある bogomips の数値が一応の目安になる. とは言え単なる数値なので, 今使っているデスクトップの大体何分の一とか 言うのは分かるが, 「あの時代に使っていたアレと同じくらい」ということを 知るには不向きである. なぜなら, アレがどの程度の bogomips を持っていたのか分からないからだ. まぁちょっと検索すると出てくることは出てくるが, 毎回調べるのも何なので 私が過去に触ってきたマシンの CPU の bogomips を抜き出しておく.
CPU | クロック (MHz) | bogomips | 年代 | 備考 |
68B09 | 2 | 0.004 | 82 | 推定値 (FM-7とか) |
386DX | 20 | 3.67 | 91? | PC-9801DA とか |
Sparcstation2 | 26.0 | 92 | SUN の WS | |
486DX | 50 | 24.8 | 93 | PC-486P とか |
Pentium | 100 | 40 | 94 | |
Pentium | 133 | 53 | 96? | ThinkPad560 |
PentiumII | 233 | 233 | 97 | |
PentiumIII | 700 | 1399 | 01? | |
PentiumIV | 1500 | 3000 | ||
atom n270 | 1600 | 3185 | 09 | |
Core2Duo E6750 | 2600 | 08 |
ちなみに LANDISK (HDL-160U) の bogomips は 266, Zaurus (SC-C700) は 397 くらいです. ってことは PenII くらいの性能と思ってていいのかもしれません.
なお, bogomips はあくまで bogus (いんちき) の mips ですから, あまり厳密にマシン性能を語るものではありません. 異なる種類の CPU での比較は意味を成さないという話ですし. さらに, あるカーネルからキャッシュが効くようになったため, 何もしなくても 値が 2 倍に跳ね上がったそうです. という訳でまぁ「あの頃のアレくらいの性能なんだな」と, なんとなく分かったような気になるための指標くらいに思っててください.