dvipdf で A4 サイズの pdf を作る

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新しいのを覚えるのも面倒なので, あいかわらず執筆は Linux上の TeX でやっています. しかも 特にスタイルファイルが無いものは

\documentstyle[a4j]{jarticle}
といったフレーズで書き出し, 図は Tgif ver.3で書くなど, 14 年前からほとんど進化させてません.

しかし, プリントアウトに関しては最近, Linux マシンにプリンタの設定するのが 面倒なこともあって, dvipdf で pdf 化し, Windows マシンに持っていって印刷するようになりました.

あるとき, pdf がレターサイズになっていると指摘されました. プロパティで見ると, たしかに 215.9x279.4mm です. おかしい, たしかに documentstyle で a4j と指定しているはずなのに...

って訳で調べた所, dvipdf の中で呼ばれている dvips が犯人だということが 分かりました. dvipdf の最後の方に

exec dvips -q -f "$infile" | gs $OPTIONS ...
と書かれた部分があります. これを
exec dvips -t a4 -q -f "$infile" | gs $OPTIONS ...
と書くと, 無事 210x297mm : A4 になりました.


2008.8