ThinkPad X31 の HDD 引越し
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やり方ですが, 結構面倒です.
まずはデータの吸い取りから
- HDD を操作して FAT32 領域を作る (knoppix の qtparted などを使う).
大きさは大体 5G くらい.
- 起動時に [Access IBM] ボタンを押す
- 「Recover to factory contents」を選び [F3] を押す
- C ドライブに 1. で作ったディレクトリが見えているか確認する.
- 以下のコマンドを実行
> copy a:\recovery\fwbackup.exe c:\
> copy a:\recovery\fwrestor.exe c:\
> a:\recovery\fwbackup.exe file=c:\imgset size=620
|
- Windows に戻り, 1. のパーティションにできたファイル (9 個くらい) を
DVD-R に焼き, 後生大事に持っておく.
続いて書き込み.
- 新しい HDD
- HDD をいじれる手段 (例えば IDE ドライブを USB 化する奴とか)
- ブート可能な FD ドライブ
- フロッピーディスク 1 枚
- フロッピーや HDD がいじれる環境
が必要です.
手順は…
- 新しい HDD の先頭 5MB 程をFAT32 でフォーマットし, 先に示した DVD-R の全ファイルをコピーする
- Thinkpad に FD ドライブを装着して起動し, [Access IBM]ボタンを押す
- フロッピーをドライブに入れ, [Create diagnostic disks] を選ぶ
- 1 枚目のフロッピーが作られた時点で, フロッピーをドライブから抜き, 電源を切る.
- Windows 等 4. のフロッピーをいじれる環境を立ち上げ
- dos\himem.sys, command.com, config.sys, dos\ramdrive.sys, ibmbio.com, ibmdos.com のみ残して, 後は消す
- config.sys を以下のように書き換える
[COMMON]
DOS=HIGH
FILES=30
BUFFERS=15
STACKS=10,256
LASTDRIVE=Z
DEVICE=A:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICEHIGH=A:\DOS\RAMDRIVE.SYS 8000 512 128 /E
|
- Thinkpad に 1. の HDD を装着し, 5. のフロッピーをドライブに入れて軌道する.
- 以下のコマンドを実行
> c:\fwrestor file=c:\imgset
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- HDD を適当な環境の管理下に置き, 1. で作った領域を消去して,
まっさらな HDD に戻す
- 8. を Thinkpad に戻し, [Access IBM] を押して起動する.
- [Recover to factory contents] を選んで環境を復元する.
本当は DVD ブートのリカバリをしたかったのですが, 面倒になってあきらめました.
とりあえず, 言いたいのは, [Create diagnostic disks] で DOS のブートディスクが
できることです.
2009.3