画面外に行ったアプリを連れ戻す

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ウィンドウは UNIX の X から入ったためか, いまだに Windows の「最大化」なるものが嫌いです. ウィンドウシステムの利点を台無しにしているとしか思えません. まぁこれは自分でも個人的趣味と分かっているですが, こういう使い方だと、時々ディスプレイの外に行ってしまう ウィンドウが発生します.

これは, ネットワークコンピュータなどを使って 1 つのアプリやデータを 複数の PC から使うと多発します. 例えば, 複数の PC の (マルチディスプレイなどで) 解像度が異なる場合、 広いほうの PC でアプリを閉じると, その場所を記憶してしまい, それが狭い方の PC の表示エリアの外だったというのが典型的な発生原因です.

タスクバーから「最大化」すれば使えるのですが, 上述したように 「最大化」は宗教的理由で許せません.

実は 5 年ほど前、デスクトップに表示されたすべてのウィンドウに対し SetWindowPos で座標 (0,0) に動かすプログラムを作ってみました. 言語バー等余計な物も動いてしまう欠点はありますが, それなりに使えます. そのうち, 整理して本ページに飾ろうと思っていたのですが, 適切なアイコン作るのが面倒で長いことほっておかれてました (実はこんな感じで「アイコン作るのが面倒」という理由で未発表となってる 自作ソフトは多々あります).

そうこうしているうちに, それまで タスクバーの「移動」メニューで済むことが分かりました. 本メニューは長いこと使い方が不明だったのですがカーソルキーを使うのです. 「最小化」から「元のサイズに戻す」とき, どっちの方向に展開されたか アニメで分かるので, この「移動」を選択した後, マウスを動かさずにカーソルキーで戻ってくるように操作すればいいのです.

追記 (2010.8): Windows7 ではタスクバーを右クリックしても「移動」が出ません. しかしタスクバーで該当アプリを選択後, [Alt]+[space] でなんとか出来ることが分かりました. この技は Xp でも使えます.


2010.2