ひもくるりんの刃交換

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少し前, 東急ハンズでひもくるりんなる 結束道具を見つけました. ちゃちい外見に似合わず, 値段は結構します (6〜700 円だったと記憶してます). 普段なら, 「たっけー」で素通りするんですが, なんとなく買ってしまいました.

早速使ってみると…, 便利の一言です. もう手放せません. なんで解けないのか分かりませんが, 簡単に雑誌やダンボールを束ねることができませす.

さてこのひもくるりん, 外見は魚を模したおちゃらけた形ですが, 機能は鉄筋を組み立てる工事現場で使われるハッカーという工具そのもの と言ってもいいでしょう. もっとも流石荷造りに特化しているだけあって, 尻尾部分に紐を切るための刃がついて, 結構重宝します.

しかし何度も使っていると段々と刃が鈍り切れなくなるのではないかという不安があります. そこでこの不安を払拭できないか分解してみました.

結論を言うと, 普通のカッターの刃そのものが挟まってました. ペキンと一枚折れば簡単に交換部品が入手できそうです.

このひもくるりん, 知れば知るほど正直「高い」と思ってしまいます. 100 円ショップで売っていても不思議ではないでしょう. しかしながらこれがもたらす便利さは, 値段以上の価値があります. 技術者のはしくれとしては, こういう目のつけどころの良い製品 (単純なしくみでとっても便利) を生み出すことにあこがれます. もっとも特許でおさえられる部分がなさそうなので, あっというまに人件費の安い所に真似されそうですが…


2010.4