もろもろの事情で Windows で PDF を画像フォーマットに変換する必要がありました。 安直に Windows 用 GhostScript (8.14) を使ってやろうと思ったのですが、 フォントの関係で変換できない PDF ファイルが多々ありました。
具体的には
AFPL Ghostscript 8.14 (2004-02-20) Copyright (C) 2004 artofcode LLC, Benicia, CA. All rights reserved. This software comes with NO WARRANTY: see the file PUBLIC for details. GS>(****.pdf) run Processing pages 1 through 1. Page 1 Error: /undefined in /90msp-RKSJ-H 〜以下略〜 |
AFPL Ghostscript 8.14 (2004-02-20) Copyright (C) 2004 artofcode LLC, Benicia, CA. All rights reserved. This software comes with NO WARRANTY: see the file PUBLIC for details. GS>(******.pdf) run Processing pages 1 through 1. Page 1 Substituting /Adobe-Japan1 for /MS-PGothic. Error: /undefinedresource in --findresource-- Operand stack: --dict:7/7(L)-- TT2 1 --dict:5/5(L)-- --dict:5/5(L)-- MS-PGothic --dict:10/12(ro)(G)-- --nostringval-- --dict:7/7(L)-- MS-PGothic --dict: 7/7(L)-- Adobe-Japan1 CIDFont Adobe-Japan1 Execution stack: 〜以下略〜 |
いろいろ試した所、次のようにすればよさそうだということが分かりました。
まず、前者は 90msp-RKSJ-H というフォントがインストールしただけでは 無いことが原因です。これは こちら と同様 acro5-cmaps-2001.zip, adobe-cmaps-200204.zip という二つのファイルを入手し、 展開後、CMAP 以下のファイルを c:/gs/gs8.14/Resource/CMap にコピーして解決 しました。
続いて後者なのですが、こちらは MS-PGothic というフォントが無いことが原因です。 フォント自体は C:/windows/fonts の下に転がっています。 この中を覗くと、msgothic.ttc というファイルに
MS ゴシック & MS Pゴシック & MS UI Gothicという三つのフォントが入っているようです。 MS-PGothic はその中の二番目です。
という訳で、c:/gs/gs8.14/lib/cidfmap を開き
/MS-PGothic << /FileType /TrueType /Path (msgothic.ttc) /SubfontID 1 /CSI [(Japan1) 4] >> ; |
まぁこう書いても、おそらく次に MS-Gothic が無いと言われますので、 その場合、上記三行目の 1 の代わりに 0 を書いたものを追加します。
こんな感じで文句が言われなくなるまで、フォントが入っているファイルを 調べ、その番号を調べて、cidfmap に追加していく作業を繰り返します。
例えばこんな感じ
/MS-Mincho << /FileType /TrueType /Path (msmincho.ttc) /SubfontID 0 /CSI [(Japan1) 4] >> ; /MS-Gothic << /FileType /TrueType /Path (msgothic.ttc) /SubfontID 0 /CSI [(Japan1) 4] >> ; /MS-PGothic << /FileType /TrueType /Path (msgothic.ttc) /SubfontID 1 /CSI [(Japan1) 4] >> ; /HGPGothicE << /FileType /TrueType /Path (HGRGE.ttc) /SubfontID 1 /CSI [(Japan1) 4] >> ; |
なんかもっといい解決手段がある気もするんですが...