Windows で作った eps の余白を消す

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ここにも書いたように私は Linux マシン上で TeX を使って文を書きます. 基本的に図は Tgif で作りますが, スナップショット等 Windows から取り込む必要がものもあります.

やり方は

  1. あらかじめ Windows の中に適当な ps プリンタドライバを組み込み, ファイルに吐くようにしておく (ここ参照)
  2. パワーポイントを開き (ページ設定で A4 縦にしておく), コピーアンドペーストで eps 化したい画像を貼り付け, 必要に応じ加工する
  3. 1. で設定したプリンタで印刷し prn ファイルを作る
  4. 3. で作ったファイルを Linux マシンに持って行き, ps2eps で eps 化する
  5. 4. で作ったファイルを ghostview でも開き, 印刷したい画像領域をメモる
  6. 4. で作ったファイルをエディタで開き, BoundingBox 行を 5. でメモった値に 変更し, 同時に HiResBoundingBox 行を消す
といった感じでした.

ところがこの方法は, たしかに BoundingBox で表示させたい領域を表示させたい位置に 置くことができるのですが, 表示させたくない領域 (要は紙のサイズ全体)も 本来その背景がある場所に描かれてしまいます. 困ったことに背景が透明でなく白になっているため, もともと書いてあった文字が塗りつぶされて見えなくなってしまいます.

今までは, 絵を描いた後に書く文字は見えることを利用し レイアウトを工夫してなんとかごまかしていましたが, やはりいろいろ不便です. というわけでいろいろ調べてみました.

その結果, eps ファイルの中に

f*
Q q
と書かれている部分があり, この「f*」を消すと背景が白で塗りつぶされなくなりました.


2005.10