X-Deep/32 上の Tgif で日本語を表示させる

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もろもろの事情により, 最近はすっかり X-Deep/32 上で TeX を使うようになりました. Windows 用の TeX (と mule) を使えば, わざわざ別途 Linux マシンを起動して遠隔操作する必然性は無い のではないかという意見もあるでしょうが, Tgif 使って図を描くため, 未だに X じゃないと駄目なんです.

ところがこの Tgif ですが, X-Deep/32 上からだと日本語 (Ryumin) が表示されません. しかたなく日本語を含む図表の場合は Linux マシンから X を 立ち上げ編集していましたが不便です.

いろいろいじってなんとか表示できるようになったので, その方法を記して おきます. なお, 例によってディレクトリ名は適当に読み替えてください.

  1. 適当な Linux マシンから Bitmap フォントをコピーする.

    筆者の環境 (Plamo) では Bitmap フォントのディレクトリは /usr/X11R6/lib/X11/fonts の下にありました. それを D:/utils/xdeep32_40/usr/lib/X11/fonts の下にコピーします.

  2. fonts.dir の書き換え

    Bitmap/fonts.dir ディレクトリを開き, pcf.gz と書かれた部分を pcf に 書き換えます ( .gz を消す). エディタの一発置換を使うと簡単です.

  3. フォントの展開

    Bitmap ディレクトリの下の pcf.gz ファイルを pcf ファイルに展開します. cygwin コンソールから

    $ gunzip *.gz 
    とすればいいでしょう.

  4. フォントの指定

    X-Deep/32 を起動し, タイトルバーを右クリックしてメニューを出します. [X-Server Menu]-[X-Server Options] でオプションダイアログを出し, 「Font」 を選びます. 「Add Directory」ボタンで 2 の fonts.dir ファイルを指定し, (意味があるかどうか不明ですが一応)「Move Down」 ボタンで一番下に移動させます.

日本語を含む Tgif ファイルを開いてみて上手く動けば成功です.


2005.10