とある実験のため IO-DATA の USL-5P を Linux Box として使えないか 入手してみました. 使いやすいよう Debian 化したので その時の手順を書いておきます.
ThinkPad で root になって以下のコマンドを実行
# cardctl status |
もし "no pcmcia driver in /proc/devices" と出たら, 続いて以下のコマンドを実行
# /etc/rc.d/rc.pcmcia.planet start |
# dmesg |
# fdisk /dev/hde |
デバイス | 始点 | 終点 | ID | 注釈 |
/dev/hde1 | 1 | 863 | 83 | 64MB の残り全部 |
/dev/hde2 | 864 | 993 | 82 | 64MB |
# mkswap /dev/hde2 # mkfs.ext2 /dev/hde1 |
# mount -t ext2 /dev/hde1 /mnt |
# cd ~hoge # zcat base26-sh4-20051112.tgz | tar xvf - # cd debian26 # zcat ../landisk-tools-20051110.tgz | tar xvf - |
# mv * /mnt |
注意: 以下の設定は /mnt/etc の下のものを書き換えます. 間違って /etc の下を書き換えないよう気をつけてください.
127.0.0.1 localhost 192.168.10.20 usl5p-1 |
usl5p-1 |
nameserver 192.168.10.1 search my.domain.name |
auto lo iface lo inet loopback auto eth0 iface eth0 inet static address 192.168.10.20 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.10.1 broadcast 192.168.10.255 |
ALL: LOCAL |
すべて # でコメントアウトする |
/dev/hda1 / ext2 defaults 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 /dev/hda2 swap swap defaults 0 0 |
# cd /mnt/etc # cp lilo.conf lilo.cross |
linear boot=/dev/hde disk=/dev/hde bios=0x80 timeout=0 install=/boot/boot.b-selk default=debian26 image=/boot/vmlinuz-2.6.14-sh label=debian26 root=/dev/hda1 read-only append="mem=64M console=ttySC1,9600" |
lilo-21.4.3 を展開して make する. make install はしません. また, 場合によってはその前に bin86-0.16.15 を入手して先に make, make install をしないと駄目かもしれません.
なお, ここに古い lilo があるから と使おうと思ったのですが, あっちのはわざとバージョンを落としていたため駄目 でした.
という訳で, 同様に static オプションをつけてコンパイルしたものを ここに置いておきます.
# ./lilo -r /mnt -C /etc/lilo.cross |
# umount /mnt # cardctl eject |
無事に Debian 化した CF カードが出来たら, 次は換装です. そのためには USL-5P を分解しなくてはなりません. USL-5P は一本のネジと 3 つのツメによって固定されています. ツメの位置は下の図の赤丸で示したあたりにあります.
ネジを外した後, USB 5 番ポートと書かれたあたりのちょっと LAN 側に力を かけて, 全体をねじるようにするとはずれるはずです.
中に 64M の CF メモリが入っているので, それをはずして作った CF メモリを 挿します.
換装を終えたら, LAN ケーブルと電源を挿して起動してみます. 無事に起動できたら telnet で入ってみます. 予め入っているユーザ名は landisk パスワードも landisk です. 当然 su と打つと root にもなれます. これもパスワードは landisk です. 危険なので root のパスワードをすぐ変え, かつ新しいアカウントを作って, landisk アカウントを抹消します.