PC-1480U の初期設定

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ここにも書いたよう、ほとんど毎日のように ポケコンを愛用しています (まぁ RUN モードで電卓代わりにですが...)。 ところが、先日うっかりポケコンの電池を空っぽにし、 内部記憶をパーにしてしまい、17,8 年来設定してきたた内容がパーになりました。 大昔、そんなことも起きるかと、カセットテープやらディスクに バックアップを取っていたいたはずですが、 今更カセットプレイヤーなんて持ってないし、ディスクも 5 インチで読めません。

っという訳でもう一度構築せねばならなくなりましたが、 大昔のことなのですっかり忘れてました。 いろいろ思い出しながら再構築したので、今後のために書いておきます。

  1. RAM ディスク (E ドライブ) の初期化

    INIT "E:12K"
    12K はディスク容量のこと。 ちなみに RAM は全部で 32Kbyte ある。

  2. [SHIFT]+[PF3] で RAM ディスクを一覧

    KEY 8, "FILES"+CHR$(34)+"E:"+CHR$(13)
    とすればいい。 昔ここでなんかいろいろ複雑なことさせてようとして、 KEY コマンドに入れられる文字数足りなくなって "FI." とか省略形表記を駆使して詰め込んだ記憶があるのですが、 何をどうしたのかさっぱり思い出せません。

  3. [PF4] で電源オフ

    普通に [OFF] ボタンを押すと、消えるまで時間がかかるし、 次回起動時に画面内容が消えてしまいます。 [CTRL]+[OFF] だとその問題が無いのですが、ボタンを二つ押すのが 面倒なので [PF4] で消えるようにしています。

    KEY 4, INPUT$(2)
    と打って、[CTRL]+[OFF] を押してもいいんですが、
    KEY 4, CHR$(0)+CHR$(15)
    と書いてもいいです。

  4. RUN/PRO モード切替

    シャープのポケコンには動作モードがあり、 コマンド打ったら、モードが違ってて打ち直しになることがあります。 以下のように定義すると [PF1] を押すと、もう一方のモードで動きます。

    KEY 1, CHR$(29)+CHR$(0)+CHR$(5)+CHR$(13)

    また、プログラミングデバッグ中は RUN モードで動かして PRO モードで デバッグと行ったり来たりします。ので以下のように定義して、 [PF2] を押すと LIST みたいにソースに移動させてます。

    KEY 2, CHR$(0)+CHR$(5)+CHR$(30)

  5. マシン語領域の確保

    昔はモニタプログラムを入れていたんですが、すっかり使わなくなりました。 まぁせっかくなので書いておきます。

    POKE &BFE03,&1A,&FD.&0B,&2C,&01,&00:CALL &FFFD8
    最後の三つ (2C,01,00) が領域の大きさで、この例では 300byte=0x00012C byte 確保されます。

  6. まとめ

    例えば以下のような初期設定プログラムを作って、 [SAVE "S1:INIT"] とでもしておきます。 S1 は RAM エリア全体なので、それこそ電池が切れたりリセットを押さない限り、 保持されるはずです。

    100 INIT "E:12K"
    110 KEY 1, CHR$(29)+CHR$(0)+CHR$(5)+CHR$(13)
    110 KEY 2, CHR$(0)+CHR$(5)+CHR$(30)
    110 KEY 3, "RUN"+CHR$(13)
    110 KEY 4, CHR$(0)+CHR$(15)
    110 KEY 5, "SAVE"+CHR$(34)+"E:"
    110 KEY 6, ""
    110 KEY 7, ""
    110 KEY 8, "FILES"+CHR$(34)+"E:"+CHR$(13)
    110 KEY 9, "RENUM "
    110 KEY 10, ""
    
    なお、昔は 6,7 がカセットへのロード・セーブ、10 はマシン語モニタ起動に してたんですが、最近は使わなくなっていたので何を割り当てようか未定です。 CONT でも割り当てようかな〜

    なお察しが良い方は分かると思いますが、 2 が LIST (もどき)、3 が RUN、8 が FILES というバインドは、 当時 FM-7 を使っていたのでそのキーバインドに似せたためです。 まぁあくまで程度で自分好みにカスタマイズすればいいと思います。はい


2006.6