PDF トリミング領域の消し方

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自作の 文献データベース に登録するため、時折論文をスキャナで取り込んで PDF 化する時があります。 まじめに読む物は一旦紙にコピーし ScanSnap で取り込んだ後、書き込みながら読んでいきますが、 そうで無いものは地球環境のため、コピーせず (書き込みをせず) 冊子のまま読みます。 とは言え将来、もう一度読み返したい時にその冊子がちり紙に化けている危険性も ありますから、「こりゃ将来役に立つかも」と思うものは、複合機で電子化し ておきます。

複合機で印刷する時問題なのが余白の処理です。 スキャニングが広すぎて黒くなってて見た目が良くありません。 しかも黒領域のためにファイル容量が増えるのも許せんと、 Adobe Acrobat Standard (V7.0) を使っているので、この [文書]-[トリミング] 機能を使ってせっせと消していました。

んが、ある時もう一度[文書]-[トリミング]を行ってみると、先日消したはずの 領域が見えています。すなわち、見えないだけでデータはちゃんとファイルの中に 入っているわけです。な〜んだ。

実用上問題ないけどなんとなく許せんと、いろいろメニューを探してみたのですが、 トリミングの外を削除してファイル容量を小さくする方法が見つかりません。 っというわけであれこれ試行錯誤してみたのですが、結局

  1. pdf ファイルを Linux マシンに持っていく
  2. pdftops で ps 化する
  3. ps ファイルを Windows マシンに持ってくる
  4. Acrobat Distiller で ps を pdf 化する
とトリミングの外が消えました ([文書]-[トリミング] で見える領域がクリアされ、 ファイルサイズが小さくなった)。 Linux マシンで pstopdf で pdf 化してもいいかもしれませんが、 トリミングできるってことは Distiller が入っているでしょ。 後 cygwin 等を使えば Windows マシンで完結できるかもしれませんが、 私的にはそうめったにすることでも無いし特に不自由してないので現状で満足してます。


2006.8