ウィルスチェックソフトの類が嫌いです. PC 起動時に妙なウィンドウを出して邪魔したり, 勝手にディスクをガリガリしたり, メールを検閲したり... もちろん有用性は認めます. 勝手にされるのが嫌なんです. という訳で昔は, 適当にオプション弄って, 「たまにはウィルスチェックしてみるか」とデフラグと同じような 感覚で行ったり, ネットから得たファイルのみに対して 「念の為チェックしてみるか」と確かめていました. しかし最近のチェッカはそういうオプションが使えないのが多いです. っと言う訳で, 危ないですが入れずに済む PC には入れないという 主義で通しています.
もちろんノーガード戦法を全うしているというわけではありません. 念のため,
っで問題は 2. ですが, 正直面倒です. 一応 オンラインチェック みたいなサービスがあるのは知っていますが, 送ったファイルをどう扱われるか不安ですし... っと言う訳で LANDISK (HDL-160U) を使って似たようなものを構築してみました.
要はフリーのウィルスチェッカ: ClamAV を入れて cgi からアップロードして調べてもらうというものです. 実は LANDISK は非常に非力なためチェックに時間がかかります. 月に一度程度の利用頻度なら我慢できますが, 頻繁にやるとか, 既に PC-Linux サーバが常時起動しているなら, そっちでやった方が いいでしょう.
最終的には, エクスプローラの右クリックでメニューを出して, 怪しいファイルをチェックするようにしたいと思います. 作るのはそんなに難しくないと思っているのですが, いかんせん今はそんな暇がありません. まぁこれはそのうちと考えています.
一応コンパイルした手順を書いておきます. 私の LANDISK は過去にいろいろ作ったので, 素の (セルフコンパイル環境を構築しただけの) 環境では動かないかもしれません. まぁ HDL-160U も時代遅れの感があり, これ見て実際に行動を起こす人が 居るとは思えないので, その辺ははしょります.
# addgroup clamav # useradd -g clamav -s /bin/false clamav |
# ./configure --prefix=/mnt/hda3/bin # make # make install |
っといった感じです. 構築物は今更置いても誰も使わないでしょうから, 今回はパスします.
このうち 3 のウィルス定義ファイルの更新は定期的に行う必要があります. 次のようなファイルを /mnt/hda3/bin/bin/freshclamd という名前か何かで作って cron に仕込めばいいでしょう. 間隔は, もともと滅多に使わないんだし 3 日〜1 週間に一度程度でいいと思います.
#!/bin/sh ./freshclam sleep 10 kill -USR2 `cat /var/run/clamd.pid` |
一方 4. は LANDISK 起動時に動いてないと話にならないので, /etc/rc.d/rc.local に仕込むといいと思います.
なお, 普通の Linux-PC で動かす場合は