cygwin の X を使ってみる
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はじめに
今まで Windows から Linux マシンをいじる時,
X-Deep/32を使っていましたが,
こいつが有料化されちゃいました.
そこで, cygwin の X に鞍替えしてみようかと試した時の Tips です.
Tgif3 での日本語表示
X-Deep/32 の時と同じように, そのままだと
Tgif で日本語表示ができないので以下のようにしました.
- /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Bitmap を Linux マシンから cygwin 上にコピー
- X 起動後に xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Bitmap/ と打つ
キーボードの日本語化
- キーバインドが好みになってる Linux マシンで X を立ち上げ
"xmodmap -pke > xmodmap.dat" を実行
- 出来た xmodmap.dat を cygwin 上にコピー
- 起動後に xmodmap xmodmap.dat と実行
簡易起動
fetchxtermを
使って, 簡単に Linux マシンの kterm を開くようにしました.
以下のようなバッチファイルを作る.
cd c:\cygwin\bin
D:\Tools\cui\bg C:\cygwin\usr\X11R6\bin\Xwin.exe :0 -multiwindow -clipboard -ac
run C:\cygwin\usr\X11R6\bin\Xwin.exe :0 -multiwindow -clipboard -ac
D:\Tools\gui\fetchxterm.exe 192.168.0.10
C:\cygwin\usr\X11R6\bin\xset.exe fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Bitmap/ -display localhost:0
C:\cygwin\usr\X11R6\bin\xmodmap.exe /xmodmap.dat -display localhost:0
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パスは適当に書き換えてください.
また, bg.exe は
ここにあります.
おわりに
以前はまったく使い物にならなかった
cygwin X ですが, 最近のバージョンでは多少はマシになった気がします.
もっとも完全ではなく
-
XWin X Server のログが表示されたコマンドプロンプトが消せない
- Windows とのカットアンドペーストができない
などの不満点があります. まぁしばらく使ってみてダメだったら,
また古いフリーの頃の XDeep/32 に戻ろうと思います.
2008.8
bg.exe じゃなくてに cygwin 付属の run.exe を使うと, XWin のプロンプトが出なくなるようだ.
【2009.4】