xtideclock

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xtideclock とは

以下のような単純な X の時計ですが, 指定した港の本日の潮汐予測 (タイトグラフ) と 太陽及び月の出入り時刻が分かるものです.

インストール

ソースファイルは こちら です. 展開し make してください. 潮汐は緯度経度及び地形によって変化するため「潮汐調和定数」なるものが必要です. 本プログラムではそれをファイルから読み込む仕組みですが同梱していません. 別途入手してください.

具体的には TIDEforWINFromTideなど の潮汐予測プログラムに同梱されてる TD ファイルです. このデータは Nifty 釣りフォーラム に も置かれています. また, 世界のデータに関してはこちら に試験的に作ったものがありますから参照ください.

潮汐を知りたい港の TD2 ファイルを ~/.tiderc という名前でコピーしてください. 後は起動するだけです.

使い方

xtideclock は幾つかのパーツに分かれています.

  1. 短針・長針

    説明するまでも無いでしょう

  2. 24 時間針

    24 時間で一周する針です.

  3. 潮汐状況

    本日の潮汐を表しています. 楕円の長軸が満潮, 短軸が干潮です. 24 時間針が指している部分が今現在の潮の高さです

  4. 潮汐目盛

    丸いのが平均水位です. 一方目盛りの方は 1 目盛りが 50cm, 1m, 2m, 4m... のいずれかです. 具体的にどの数値になるかは港に依存します.

  5. 太陽滞空時間

    今日の日の出と日の入りの間です. 24 時間針がこの帯の上を指してる時は お天道様が空の上に居るはずです.

  6. 月滞空時間

    同様に月の出と入りの間です. この帯が 0 時を跨った場合, 昨日の月の出時刻もしくは明日の月の入り時刻で表示されている可能性があります. まぁこういう表示形態だと誤差の範囲でしょう.

  7. 月の位置

    月滞空時間があるため必要無いと言えばないのですが, 10 年前に作って長いこと愛用していた mclockと互換性を持たせるため入れてます. 見方は mclock のページを読んでください.

    注意点として mclock では月の位置がリニアに動いていましたが, 今回は 「今日の」天中時刻を表していますので 0 時を過ぎた瞬間に大きく動きます. まぁ動くとしても 12°程ですしアナログ時計では誤差の範囲でしょう.

引数は以下の通りです.

プログラムについて

潮汐計算等は[カツオドリ]/[Stormy Petrel]氏が作られた TIDE21CV を C++ ライブラリ化した Tide21Libを 使っています. こんなチンケな表示じゃ言ってもしかたありませんが, お約束で「航海には使用しないでください」と言っておきます.

チンケな表示と言えば配色もいいかげんです. mclock の時はがんばって引数で指定できるようにしましたが, 使われなかったようなので今回は廃止してます. 配色が気に入らない方はソース (xtideclock.c++) の冒頭部分に色定義をしてます ので, そこを適当に書き換えてください.

ソースと言えば, 面倒くさかったのでソース自身もマジックナンバーがゴリゴリ 入ってます. まぁこんなもんは勢いで作るもんですから, メンテナンス性とかはあまり考えていません. ご勘弁ください.

最後にお約束ですが, 本プログラムは正常に動くことを期待して作りましたが, 万一致命的なバグが存在し, 利用者に損害を与えたとしても, 作者は一切その責を負いません. はい.


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