我が家のサーバですが, 以前 の物が使えなくなりました. そこで, D945GSEJT を使って新しいサーバを組み立てることにしました. 電源は秋月の 12V60W の AC アダプタを使いました. 3.5inch SATA 1T の HDD を付けて消費電力はワットチェッカ読みで 16W です. すばらしい (ちなみに hdparam で HDD を止めると 10W まで下がります).
さて, この PC に何を入れるかです. 流行の ubuntu とか 定番の debian とかも 考えましたが, 今更新しいのを覚えるのも面倒なので, 昔から使っている Plamo の 4.03 を使うことにしました. 問題は Plamo 4.03 が出た当時は SATA が一般的でなかったため, インストール CD 経由で SATA の HDD にインストールしようとしても 途中で止まります. 原因はインストール CD 内のカーネルが SATA に対応してないためです. また仮に無事入ったとしても, これとか, これ, これなどの設定や emacsやtgif などの主要ツールのインストールと設定, 一人前に仕立て上げようとすると結構面倒です.
幸い今回は 以前 の物に入っていた IDE の HDD が生きており, かつ RAMDISK を作るためカーネルコンパイルを行った際, こうなることを予想して SATA が動くカーネルにしていました. という訳で運がよければ, HDD を丸ごとコピーして, LILO を書き込み, 適当に微調整すれば引越し完了するかもしれません.
結論を言うとその通りだったのですが, その際得た Tips を記しておきます.
用意する/したもの
手順 (新ディスクは /dev/sdb, 旧ディスクは /dev/sdc に繋がっているとします).
1 | p1 | 10G | / |
2 | p2 | 1G | swap |
3 | p3 | 20G | /var |
4 | p4 | ||
5 | 120G | /usr | |
6 | 800G | /home |
# mkfs.ext3 /dev/sdb1 # mkfs.ext3 /dev/sdb3 # mkfs.ext3 /dev/sdb5 # mkfs.ext3 /dev/sdb6 # mkswap /dev/sdc3 |
# mkdir /mnt/new /mnt/old |
# mount /dev/sdb1 /mnt/new # mount /dev/sdc1 /mnt/old # cd /mnt/old # tar cvfp - `ls -A` | (cd /mnt/new; tar xfp -) # cd / # umount /mnt/new /mnt/old |
# mount /dev/sdb1 /mnt/new # cd /mnt/new/etc # cp lilo.conf lilo.cross # vi lilo.cross |
# lilo -r /mnt/new -C /etc/lilo.cross |
# vi /mnt/new/etc/fstab |
後は繋ぎ変えて動けばラッキーです. 動いたなら
D945GSEJT のオンボード LAN を動かすためには Realtekから RT8168用の ドライバをダウンロードしてインストールする必要がありました.